新興国通貨が買われる

カテゴリー: FX

昨晩は米・耐久財受注(4月)が予想を上回る好結果だったことから米ドルが買われ(といっても、その前からドル買いが仕掛けられていた感じですが)、USD/JPYは一時@105.3まで上昇。大方の市場予測に反して、米ドルは今週堅調です。

そして、ここのところ米ドルと連動性が非常に高いのが高金利通貨群なのですが、昨晩はZAR/JPYが一時@13.7、TRY/JPYが一時@86.0を突破するなど、強い動きが目立ちました。豪ドルは資源国通貨高も相まって、AUD/JPYは100円を完全に超えてきました。

しかし、この高金利通貨群、本当に今買われる状況なのでしょうか。
各国とも、マイナス材料は満載です。

【トルコ】
 ・ トルコ検察当局が、与党・公正発展党(AKP)に解党を求め提訴し、政治的な混乱が懸念される。
 ・ イラン〜トルコ間の天然ガスパイプラインがトルコ領内で爆発。十中八九、破壊工作でしょう。
 ・ トルコの反政府武装組織(PKK)との抗争も続いています。

【南アフリカ】
 ・ ジンバブエなどからの移民に対する暴力事件が多発。低賃金の外国人労働者 対 南アフリカの低所得者という構図で、高い失業率や食糧価格の高騰などを背景に、外国人労働者が職を奪っているとして、暴動に発展している模様。
 ・ いわずと知れた電力問題。送電能力の不足により計画停電を再開する可能性も。
 ・ 南アフリカ共和国の携帯電話サービス業MTNグループと、インドの同業最大手バーティ・エアテルと合併交渉が決裂。

なんか、さっぱり買われそうにない感じなんですけど・・・

一方で、今年は為替変動や国際的な金融不安等により、一方的に引き上げられ続けてきたSAXO系業者のマイナー通貨証拠金率が、市場の落ち着きを理由に引き下げに転じるようです。
とりあえず、アストマックスではZARとTRYの合計17ペアについて、本日PMより証拠金率が変更されますし、SVC証券でも類似の措置が取られるようです。

素人個人投資家がニュースに踊らされている中で、実は新興国市場も落ち着いてきているということなんでしょうか。仕込み足りない現状なだけに、リスク回避に伴う動きが減退してしまうのは、ちょっと悩ましいところです。

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