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2010-01-09 (Sat)  15:21

2010年の相場展望

と、その前に2009年も相場展望と称して記事を書いたわけですが、その内容がどうだったかと言えば・・・

>どう考えてもドル売りの年になると思っています。
>コモディディ相場とにらめっこしながら、AUD/USDやUSD/CADあたりを中期狙いでポジりたいところです。
>クロス円については円強含みだとは思いますが、既に昨年大きく円高に振れていますので、それ以上の極端な円高があるかどうかとなれば、多分無いのでは・・・。
>ドル円70円台や、ユーロ円100円台は十分射程圏内だと思いますが、急激にモノが売れなくなっている消費事情下で日本も深刻なダメージを受けるはずですし(もう顕在化していますが)、円独歩高もピークは超えたような気がします。
>ただ、あくまで全体なトレンドは円高を見込んでいますが。

ざっくり、為替については以上のようなことを書いていました。
年初から春先にかけてはドルが強くなりましたが、以降年末まではドル売り基調で大枠は予想通りだった感じ。
また、ドル円70円台はありませんでしたが84円台まで円高が進む場面もあり、一方で円独歩高のピークは超えているなど、結構良いこと書いてるジャン、私。
ま、問題は「書いた通りに行動してない」という何時ものパターンなワケですが・・・


一方で、株式市場の予測はというと、

>実体経済の悪化を示す経済指標がほぼ毎日のように発表されていますが、2009年は「100年に1度」の言葉どおり、深刻な不況(つまり恐慌ですね・・・)に見舞われると思います。
>とにかく、「モノ」が売れない年。電機・自動車株は既にピークの半分以下になっていますが、来期の業績予想が発表される前後には、もう一段下値を探りに行くように思えてなりません。例えばトヨタ株が2000円を割れても何ら驚くことはないでしょうし、「その時」大胆に動けるように出来るだけ資金を温存しておきたいところです。従って、中長期狙いで保有している株も一部売却するかもしれません。
>まず、2月底なんてありえないと思っています。昨年より酷い企業業績が確実なのに、来期予測も出ない段階で底なんて打つはずが無い、というのが私の考え。毎年2~3月にかけては株価が低迷するので、この時期軟調になるのはそうだとしても、5~6月で第2弾・10~11月で第3弾の下げを想定。これ通りにならずとも、年末に向けて株価が上向くとは思えません。

こっちは、もう恥ずかしいぐらいに大ハズレ。
3月までは良い感じで下げてたのですが、その後2段3段の下げ局面で大きく買うつもりが、結局押し目はやって来ず。年末に向けて株価は一本調子で上昇し続けたわけですから、完全に予想の真逆。
こんなことを思っていたのに、2009年の株式投資収支がわずかながらプラスだというのが奇跡的。
ま、これも書いた通りに行動してなかった賜物でしょう・・・


さて、2010年です。

【為替】
あちらこちらで、「ユーロ」が不安視されているようなニュースを見ますが、基本的に私も同じように考えています。
ドバイショックは記憶に新しいところですが、中東への投資は欧州が突出しており、ドバイの信用不安は払拭されたわけではありません。さらに、ギリシャ・アイスランドと火種を抱え、スペイン・ポルトガル・アイルランドと格付け問題も浮上。先日発表された経済指標では、ユーロ圏の失業率は10.0%と高水準。もちろん東欧諸国も、西側以上に不良債権や財政赤字に苦しんでいるし、ラトビアに至っては失業率22.3%と南アフリカ並みの高水準。
以前から、「ユーロ」という統一通貨については懐疑的に書いてきましたが、今年がユーロの正念場ではないでしょうか。
昨日の米・雇用統計はネガティブ・サプライズになりましたが、基本的に今年はUSD>EURだと思います。
よって、中期ポジションをとるならEUR/USDやEUR/GBPのショートかなと思いますが、果たして「中期」で保有できるかどうかは疑問。

全体的には二番底を意識してリスク回避の動きが優勢になるような気がしますが、「リスク回避=円買」にはならないんじゃないか、というのが今年の予想。
大体、税収40兆円に満たない国が90兆円を超える予算を組もうとするなど、愚の骨頂としか思えません。
これまでの既得権益はそのまま、公務員の待遇もそのまま、消費税率もそのままなどと、何らこれまでと変わらぬ行政構造で痛みを避け、危機対策費用だけを上乗せする予算しか組めないような無能国家は、早晩破綻でしょう。
対資源国通貨ではかなり円安が進んだ昨年後半の流れをそのまま引き継いで、今年の「円」はさらに弱くなると思います。ただ、前述したユーロとの力関係は微妙ですが、資源国通貨>>USD>>JPY>EURぐらいが感覚的なところ。

【株式】
今年は典型的な「節分天井」になりそうな気配。
既にかなり高い水準まで株価が押し上げられていますし、ここから上に行っても日経平均で12,000円には届かないと思っています。各国の形振り構わぬ経済対策の注射が切れるころだと思いますので、年後半には二番底に向かう可能性が高いと思います。底値からのリバウンドを期待出来た昨年とは違って、今年はちょっと安くなった程度ではあまり株を買いたくない。
現在保有している銘柄も、節分前にある程度売ってしまいたいと思っていますし、「暴落」時以外で大きく買うことはないと思います。


とまぁ、そんな感じで考えていますが、基本的は「損しない」「1円でもプラス」で乗り切れればいいように、動きたいと思います。


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最終更新日 : -0001-11-30

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