買ったのは、今マネックス証券で募集している「国際金融公社 2013年2月4日満期 円建 ブラジルレアル連動型債券(税引き前利回り8.06%)」というやつです。
これはちょっとユニークな債券でして、「円建」という名がついているものの、実質ブラジルレアル建債券みたいなものです。というのも、利払い及び償還時にはBRL/JPY(レアル円)レートで支払われるからです。
例えば、100万円分この債券を購入したとします。
利払いは年2回ですが、1回当りの受取額は以下のようになります。
100万円×8.06%÷2(半期)×利払時レート/当初レート×80% = 受取額
つまり、利払いの受取額も償還時の償還金もBRL/JPY(レアル円)レートに従って変動することになります。
ということは、実質レアルそのものに投資しているようなものになりますし、FXで取引出来ないレアルに投資出来るなら・・・ということで、以下の点について考えてみました。
1.利回りは適正かどうか
現在、ブラジルの政策金利や8.75%です。それと比較して、8.06%であれば悪い数字ではありません。
但し、ブラジルは今年早々にも利上げが噂されており、早晩この数字はあまり魅力のないものとなる可能性が高いです。さらに、ブラジル国債の現状における平均利回りが約11%前半を推移している中で8.06%という数字は低く、かなりボッタクラレてる可能性が高いです。新興市場に投資する手数料と思えば、「まぁこんなものか」というレベルではないでしょうか。
2.最大リスクはどうか
対円で見た場合、10年来安値は2002年10月の31.95円水準。
サブプライムショック後の最安値は2008年12月の38.11円水準。
一方、現在(2010/01/15)のレートは約51.88円。
両国の経済成長力を考えた場合、サブプライムショック後の最安値水準を最大リスクとして考えておけば、ほぼ問題ないと思います。その場合、100万円の投資に対してレート変動だけで約73.45%まで当初資産が目減りすることになりますが、8.03%×80%(税考慮)×3年分の利回りがありますので、最低でも約14.15%程度は穴埋めが出来ることになります。つまり、最大損失でも元本が約9割程度になると思っておけばいいかな・・・ということで、取りあえず私的には許容範囲内です。
3.ブラジルレアルのレートはどうか
噂では、ブラジル中銀は3月にも利上げに転じ、年末には11.25%水準まで政策金利を引き上げると言われています。これが現実になればレアル高に作用するでしょう。
また、2014年のW杯や2016年の五輪に向けてブラジルへの資本投下は加速するものと思われますし、3年後のBRL/JPY(レアル円)レートは今より円安方向に振れていると予想しますので、十分勝機があると踏んでいます。
よって、総合的に見て「買える」と思いましたので、(まとまった金額が拘束されるのはちょっと痛いですが)思い切って購入することにしました。
ま、ネット銀行の定期預金より良いパフォーマンスがあれば、それで良いんですけど^^;
↓をクリックして頂くと嬉しいです。コメントを頂けるともっと嬉しいです。


スポンサーサイト
最終更新日 : -0001-11-30
2014年サッカーワールドカップ開催、2016年五輪。夢があるじゃないですか。私も購入してみます。
日本の国債の残高、高齢化、政局の混乱等。日本円はそのうち下がるんじゃないでしょうか?