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2010-03-05 (Fri)  10:51

SNB(スイス国立銀行)の為替介入姿勢の変化。

 
基本的には、為替介入の実施にかかわるコメントは一切拒否しているので、介入が為されただろうという憶測の域を出ないのですが、今年に入ってのSNBの為替介入状況と要人コメントを時系列にすると、大体以下のような感じになります。


 2010/03/04 ジョーダンSNB副総裁
 「さらなる為替介入は状況による」

 2010/03/03 為替介入 30pips規模
 2010/02/23 為替介入 50pips規模
 2010/02/18 為替介入 50pips規模
 2010/02/13 為替介入 60pips規模
 2010/02/12 為替介入 50pips規模

 2010/02/05 為替介入 200pips規模
 2010/02/05 ヒルデブランドSNB総裁
 「SNBは必要とあらば、新たな金融政策手段を取ること躊躇しない」

 2010/01/30 為替介入 100pips規模

 2010/01/22 ヒルデブランドSNB総裁
 「断固として渦度なスイスフランの上昇を阻止する」
 「デフレリスクが持続している限り、スイスフランの上昇を防ぐ」

 2010/01/17 ヒルデブランドSNB総裁
 「SNBは過度なスイスフランの上昇を阻止する」

 2010/01/11 為替介入 50pips規模
 2010/01/11 ヒルデブランドSNB総裁
 「対ユーロでの過度のスイスフラン高を引き続き阻止する」


昨年から一貫してスイスフラン高への懸念表明と、その阻止への行動をしてきたSNBですが、年初における「阻止」「断固」といった強いメッセージ色が、最近やや薄れてきたように思えます。

1~2月中旬までは積極的に為替介入を実施していると思われる動きも見られましたが、その介入の規模も縮小気味。
また、昨日のジョーダン副総裁のコメントでは「為替介入は状況による」とまでトーンダウン気味。
深読みすると、「今のEUR/CHFのレート状況は安定してきており、介入の必要性は薄れている。1.46水準ではもはや動かない」といったように、姿勢の変化が感じられてなりません。

レート安定の背景には為替介入への警戒感があるのは勿論ですが、これまでのような吹き値を狙うにしても、もう少し下で待っていないと不安を覚えるようになってきました。
従いまして、私は週初持っていたEUR/CHFポジションは一旦クローズして、現水準よりもう少し下の指値で待つことに変更しました。

とか何とか、うだうだぬかしている間に「スポーン」と上げられるのが何時ものパターンではありますが、今日は米・雇用統計もありますし、予期せぬレート変動に備えてキツメの指値でいこうと思っています。



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最終更新日 : -0001-11-30

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